対人援助職の方へ

新型コロナウィルスの影響で、大変な状況にいらっしゃる対人援助職の方が多いことと思います。日々現場で励んでくださっている皆様に、心より感謝申し上げます。

ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス(GAP)は、アメリカでセラピストや看護師のライセンス維持のためのCEU正式単位として認められており、看護師やカウンセラー、福祉職や教職の方など対人援助の方のセルフケアやサポートに非常に有効です。

このような悩みはありますか?

  • クライエントの力になりたいが、相手の気持ちを感じすぎて辛くなる時がある
  • 肉体だけでなく、精神的にも疲れ切って燃え尽きそうになる
  • 不安や怒り、抑うつ的な感情に圧倒されるもしくは感情を感じにくくなった
  • 援助の質をもっと深めたいが、どうしたらいいか分からない

対人援助の場では、このような難しさをよく感じるのではないでしょうか。このような時、まずは自分自身としっかり繋がることで、相手と共にいる在り方を学ぶ、GAPの実践を使うことができます。

GAPとは?

ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス(GAP)は、アメリカで、ゲシュタルト療法に仏教や禅、ボディワークなどを取り入れて生み出されたワークです。その名の通りアウェアネス、つまり「気づき」をプラクティス・実践し、探求するワークになります。
具体的には、過去や未来ではなく「いま、ここ」に注意を向け、体の感覚や呼吸、思考など様々な領域に気づきを向けていきす。

自分自身に気づきを向ける
・体、呼吸、思考、感情、外側の環境などに気づく
・オープンに、好奇心と親しみのある質感で
・何に気づいてもそれを変えようとせず、プロセスを信頼し、共にいる

GAPでは、人と人との関係よりもまず自分と自分との関係に重点を置き、「今、自分の中で何が起きているのか?」に気づけるようにしていきます。それにより、つい相手に入り込んでしまうなどの自分の傾向に気づき、早めのセルフケアや、バーンアウトの予防にも繋がります。

GAPではこのような実践のための基礎的なプラクティスが体系化されており、それらを積み重ねることで、どんな時も自分と繋がる力を育むことができます。

他者との援助関係に応用する
・自分にも気づきながら、相手と共にいる
・相手に起きているプロセスを信頼する
・何に気づいても、すぐに直そうとせず、まずは共にいる在り方を学ぶ

GAPではペアワークを通して、探求者とサポート役の両方を、体験することができます。

自分自身が探求しているときに、どのように相手がいてくれると助けになるのか?
逆に自分が援助しているとき、陥りがちなパターンはないか?

そのような経験を何度も積み重ねながら、自分にとってより良い援助の在り方を見つけていくことができます。ゲシュタルト療法はセラピーモデルであり、治療を目的としてセラピストがリードしていきますが、GAPは教育的モデルであり、「治すこと」を目的としていません。それぞれが自分自身の専門家であり、グループの全員が共に学ぶ生徒として、そして人間同士として尊重しあいます。そのような関係性が、結果として援助に繋がることを感じられるかもしれません。

GAPで体験するプラクティスは、シンプルでどんな場面にも適用できるため、プロフェッショナルなスキルに役立ちます。自分自身をセルフケアし、サポートの質を深めたい方におすすめです。

学べること

体や呼吸など、意識的に気づきを使う方法を学ぶ
思考を通して今の自分を感じようとしても、抽象的で捉えどころがありません。しかし、体の感覚や呼吸という肉体を通して自分を感じた時、具体的で今この瞬間にしっかりと存在する自分と繋がることができます。それは、自分の底にある深い感情に気づくきっかけにもなります。生きているという実感や瑞々しい感覚、生命力が蘇るのを感じるかもしれません。

気づいていることを表現する方法を知る
GAPでは、呼吸、声、言葉、動きなど、様々な表現方法を使って、今気づいていることを表現していきます。これは誰かに伝えるためではなく、そうすることで、自分自身が気づきにより深く触れ、探求することができるからです。また、自分が得意な方法や苦手な方法に気づくことで、探求の選択肢が広がります。

どのような質・関わり方がサポートになるのかを実感する
そして、まず自分自身が探究者としてサポートされることを経験することで、どのようなサポートが本当に助けになるのかを、体験することができます。相手を助けようと遮ってしまうこと、過剰な質問や助言も、時には探求の妨げになることがあります。本人のプロセス、タイミングを尊重しながら待つこと、その忍耐力を育むことにもなります。

相手に気づきながら、自分も見失わない在り方を学ぶ
対人援助の場では、相手を尊重して関わろうとするばかりに、自分のことを忘れてしまったり、無視してしまうことがよくあると思います。その結果、相手に入れ込みすぎてしまったり、疲弊して燃え尽きたり、自分を感じられなくなることもあります。相手を大切にしながら、自分のこともしっかりと感じ、大切にすることで、援助の質を深めていきます。

こんな方へ

  • 相手とより深く寄り添いたいと思うケギバーの方
  • 定期的にセルフケアをし、バーンアウトを防ぎたい方
  • 周りに振り回されない、心の安定感を育みたい方
  • 自分を苦しめる古い習慣やパターン、癖を変えたい方
  • 人生の土台や、生きる軸を育てたい方
  • 生き生きとした生命力やエネルギーを取り戻したい方

現場での実践 – 経験者の声

・相手を感じることに一生懸命になりがちな時
GAPを学ぶ中で自然に身についてきただろうことは、相手に耳を傾けること、ジャッジせずにただ受け取ることです。そして、自分自身も相手も両方を尊重する、だれも敵にしないGAPの在り方は、対人援助の仕事にも活きていると思います。相手の話やからだに触っていると、相手を感じることに一生懸命になりがちですが、自分自身と相手の両方を感じるということを学ぶことが、お互いの間にスペースを作るということに役立っていると思います。(ティーチング・スタッフ 中川洋美)

・大切にしたい心を学んだ
クリスの暖かな存在感と、ワークショップ冒頭の言葉「アロハの精神でここにいる、あるがままで存在することを学ぶ」はフラを習っていた私の心をしっかりと掴んでしまいました。それに続く分析や判断せずに「今、ここ、あるがまま」をひたすら観ていくワークの数々は、自分自身を良く知ると同時に、他者への感受性を養い【Awareness気づき】は私たちの背後にある大きなスピリットへ通じる扉の鍵であることを教えてくれました。
ボディワーカーの私にとって、このGAPの在り方が私のやりたいマッサージの心の部分とも思い、もっともっと、GAPを理解したい、学びたいと思いました。ひいてはマッサージに限らず、GAPは生きる上での道標ともなりました。(ティーチング・スタッフ 宮本眞美)

今後のスケジュール
2/13(土) – 2/14(日) 「GAP基礎 2日間 特別編」(※医療従事者割引あり)
・2-4月「GAP スタディ・アブロード」(基礎を経験の方)

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