「共にいる、という豊かさ」2018年秋 クリスティン・プライス来日レポート

先月末から今月頭にかけて、クリスティン・プライスによる来日ワークショップが行われました。
今回はワンデー・そしてイブニングでにて、特に対人関係にフォーカスし、
相手としっかりと「コンタクト」すること、そしてただ、「共にいる」ことについて探求を深めていきました。

イブニングでは特に会場いっぱいにたくさんの方にご参加頂き、その中でも初めての方が三分の一以上いらっしゃるという新鮮な場になりました。

ご参加頂いた方の動機はそれぞれですが、
「クリスに会いたかった」「ゲシュタルトをもっと知りたかった」という方もいらっしゃる一方で、「今、ここを体験したかった」「自分を見つめ直したかった」「自分自身の今ここへの気づきを様々な方法で実践したかった」という方も多くいらっしゃいました。

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それでは、実際にイブニングにご参加頂いた方のご感想を一部ご紹介しますね。

・エサレンマッサージのプラクティショナーです。GAPを知りたいと思い参加しました。
ワークでは、安心して聞いてくれる人に話せること。言葉に出すことで、色々心に浮かぶことがありました。自分にとって意外な気づきは、二人で向かい合って聞いているときに二人の間にあたたかいものを感じたことです。クリスの声がとてもおだやかで、安心できる感じがしました(Kさん 女性)

・参加した理由は、立ち止まって、今ここにいることをしたかったからです。やることや怖れから、流れるように人と関わっていることが続いていたので・・。
実際のワークでは、話し手になったとき、いかに普段、いろいろなことに影響されて話しているかに気づきました。エネルギーや視線etc. 自分の期待など様々なことが入り込んでいるということ。聴き手の訓練はしていたけど、話し手の意識はあまりしていなかったのだということ。判断のない講師のあり方が、とてもオープンにするチャンスを作り出してくれたと思います。ありがとうございました(Pさん 女性)

・これだけの人数の人が集まって、ただここにいる、ただ自分に気づく、外側に気づく、それに集中している時間がとても豊かだった(40代 男性)

・「もし壊れているなら直さない」という話を聞いて興味があり、クリスにお会いしたくなったから参加した。たくさんの人が、それぞれ、自分のいまここに、ゆるく存在している場がここちよいものだと思った(M.S 女性)

・話を聞きながら、自分が「こうあるべき」という価値観にしばられていることに気づいた。特に自分の子どもとの関係で強くそれがあらわれていると気づくことができた。今、ここで何を感じているのか、自分にスペースをつくって関わってみようと思う(T.K 男性)

・最後のワークで自分の深層に触れたように思う( Y.Y 女性)

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初めての方も、お互いがただ、この瞬間に気づきながら、共にいる・・という質感に、言葉にできない豊かさや心地よさを感じてくださったようです。

誰かとともにいるとき、つい思考で「今、これをした方がいいかな」とか「相手はこう考えているかな」と判断をしてしまいがちですが、それにすらしっかりと気づきながら、
自分と、そして相手と体でしっかり共にいる・・そんな在り方を、これからも深めていけたらと思います。

ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。

クリスは、来年1-2月に来日予定です。
それまで、国内ではティーチング・スタッフによるベーシック・プログラムを開催していきますので、ぜひご一緒に探求していきましょう。

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